2023(令和5)年度 園芸文化賞
神谷重明 | 菊人形づくりの伝統を受け継ぎ、70年以上にわたり国内外で菊人形や花人形の作成、展示、指導を実践され、菊培養師が不足する中、自ら菊人形向きの品種の育種、栽培、保存にも力を尽くされた。 一線を退いたのちは、菊師、菊培養師の技術の継承と後継者育成にも積極的にあたられ、「2019北京世界園芸博覧会」では、氏の指導により制作された作品が最優秀作品賞を受賞するなど、わが国の菊文化の伝承と発展に与えた影響力は大きく、園芸文化の向上と発展に貢献された。 |
坂嵜潮 | 企業在職中はペチュニアの野生種を活用したほふく性の品種「サフィニア」の開発に携わり、独立後は世界を代表する個人育種家として、それまでの概念を変える画期的な花を数多く作出し、種苗の普及と市場拡大とともに、個人育種家の地位向上に貢献した。 また近年作出の「ラグランジア ブライダルシャワー」は、世界中のなだたる賞を獲得し、アジサイの新しいジャンルを確立させたと大きな注目を集めるなどその影響力は大きく、園芸文化の向上と発展に大きく寄与された。 |