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園芸文化賞Award

2016(平成28)年度 園芸文化賞

稲垣典年  牧野植物園の方向性の原型を作るとともに、高知県内の野生植物をくまなく調査し『高知県植物誌』編纂にも寄与されるなど、その功績と知識の集積は世界からも認められている。また牧野植物園退職後も地域の人たちと密着しながら植物研究に没頭される姿は園芸人として見習うべき誇らしさがある。
椎野昌宏  園芸愛好家ながら花関係諸団体の会長、理事等を多数歴任し、著作等を通して知識やノウハウを幅広く伝え、園芸文化の普及啓蒙に貢献されている。また多種の植物についてよく研究され、「園芸世界」(改良園刊)の連載「園芸史雑話」では細部まで正確に記述・紹介されている。
三宅勇  アルストロメリア、アマリリス等球根類の新品種育成者としてその名は世界的に広く知られ、貴重な原種や品種の導入、栽培保存に貢献されている。また、国内外で種苗として生産・普及することにも務められ、同時に人材育成にも尽力され、業界の市場拡大や日本の園芸文化発展への功績は甚大である。

2016(平成28)年度 小松崎園芸文化賞

『BISES(ビズ)』
(ビズ出版ビズ編集部)
 多数の園芸専門誌が廃刊になるなか、平成4年の創刊以来、本年1月に創刊100号を迎えたことは高い評価に値する。また、本誌より生まれた「ガーデニング」という言葉は今や定着・成熟の域に達し、一般消費者への園芸の裾野拡大に大きく貢献している。
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