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園芸文化賞Award

2009(平成21)年度 園芸文化賞

須田畯一郎  2005年に園芸業界の発展に際立った貢献をした人物に与えられる、「オール・アメリカ・セレクションズ(AAS)」の『メダリオン・オブ・オナー』を日本人で3人目として受賞。1966年に坂田種苗㈱(現㈱サカタのタネ)に入社、ブリーダーとして品種の育種研究開発に積極的に取り組み、世界で初めて花色が覆輪になるペチュニアのF1品種‘ブルーピコティー’を作出。以降これを元に数々のペチュニアが品種改良されていき、今の各社ブランド苗として栄養系ペチュニアの多くの品種につながっている。名実ともに世界的な育種家としての素晴らしい功績を残している。
続木忠治  都市の園芸愛好家たちが山野草に関心があることに注目し、郷里・小樽にて山野草の生産を開始、その販売普及に尽力された。また日本では栽培不可能とされてきた通称「青いケシ」の栽培に3年がかりで成功し、1990年「国際花と緑の博覧会(大阪花博)」に出品して大変話題となった。1977年よりエジンバラ植物園に日本に自生している植物の種子約350種を送り、同園内に日本の植物を展示するコーナーが出来「ツヅキコーナー」と呼ばれている。
 また世界各国と交流し収集した種子のうち約3000種を植栽し、赤岩園芸見本園「花の園」として公開しており、2008年にはその集大成とも言える著書「ヒマラヤの青いケシとその仲間たち」を発刊した。
早野雪枝  愛好家として1974年にパンジーの栽培を始めて以来、昭和63年度園芸文化賞受賞の鈴木章氏ほか国内外の多くの育種家より手ほどきを受けながら、パンジー・ビオラの育種に取り組み、今なお毎年数多くの新品種を作出している。その活動は新聞、関連誌等で度々紹介され、著作、監修した出版物も多数ある。
 また当協会が行っている「新花コンテスト」に最多出品ならびに最多受賞をしており、当協会の活動を長きにわたり支えていることから、愛好家として唯一の当協会役員(評議員)も務めており、愛好家の牽引者的役割を果たしている。
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