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園芸文化賞Award

2008(平成20)年度 園芸文化賞

野村和子  京成バラ園芸研究所で鈴木省三氏の元でバラを系統的に分類、整理をし、氏の意思を受け継ぐとともに、講演会や多数の著書でバラの魅力を紹介するなど、バラの普及啓蒙に尽力された。あわせて当協会主催のガーデニング講座の講師や千葉市花の美術館の「みどりの相談員」を通じ、広く一般に家庭園芸の楽しさを伝えるなど、園芸の発展に貢献された。
矢野正善  写真家としての活動の傍ら、植物研究家としても活動され、カエデ類の世界中の原種ならびに園芸品種のコレクションをまとめた「Books of Maples・カエデの本」は見事な写真とともに栽培者のみが知り得る特徴を解説著作された名著であり、カエデ類を通して日本の園芸文化を伝承する素晴らしい文献である。あわせて地元奈良県宇陀市を「カエデの里」とするべく尽力をされるなど、日本の園芸文化の発展に貢献されている。

2008(平成20)年度 小松崎園芸文化賞

『カタログ
オブ
カタログス』
(岩佐吉純)
 岩佐吉純氏が収集した19世紀の欧米の園芸カタログを解説とともにまとめた本書は、園芸界における貴重な歴史的資料です。特に、種苗会社の活動や品種の変遷、園芸の普及状況などが詳細に解説され、見事な石版画も掲載されています。この著作は、園芸文化の伝承に大きく貢献したと言える名著であり、岩佐氏の意思を受け継いだ編集委員の尽力によって完成しました。19世紀の園芸業界における重要な資料として、今後も多くの人々に学びと啓発をもたらすことが期待されます。
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