伊藤秋夫 |
ダイアンサスの四季咲き品種テルスターの育成、ジニアの巨大輪咲き品種ドリームランド等は海外においても広く普及し、世界中の花壇を飾る品種となった。また、ストックの八重鑑別品種ホワイトワンダーの育成により、切花生産に大きく寄与した。その他草花新品種育成により、園芸文化の発展に貢献した。 |
中村恒雄 |
ツバキ、ウメの園芸品種を江戸時代から現在に至るまでを歴史的に研究し、普及に尽力している。「ツバキとサザンカ」をはじめ樹木に関する著書も多数あり、また園芸講座の講師として幅広く活躍し、園芸文化を普及、啓発し発展向上に貢献した。 |
松川時晴 |
福岡県園芸試験場でユリ、キク、ガーベラなどの花きの促成・開花試験や育種を行い、数多くの成果を上げました。特に、ケイトウ「オリエント2号」、電照ギク「秀芳」、テッポウユリ「ひのもと」などの品種改良により、花き生産の安定化に貢献しました。また、ユリの接触矮化の研究発表やエチレンに関する共同研究は園芸学会のみならず広く注目され、九州地域の花き生産振興に大きな影響を与えました。長年の研究と努力を通じて、福岡県および九州地域の花き業界に多大な貢献をしたことが評価され、園芸文化の発展に貢献した。 |
八坂安守 |
日本の古典植物文化に関わる出版、内外の植物文化関係書の出版、あるいは「園芸植物大事典」(塚本洋太郎総監修、小学館発行)の実質的な企画編集事業を通して、わが国の園芸家・植物愛好家を刺激し続け、植物・園芸文化の向上に多大の貢献をした。 |