| 小玉三代司 |
大ギクの育種および菊作りの普及発展において、長年にわたり日本の菊文化の向上に多大な貢献をされた。昭和初期に菊作りを始めて以来、半世紀以上にわたりその情熱を菊に注ぎ、数多くの品種改良を手掛けられた。その成果の一例である「港南の錦」は、広く愛好者に支持されている。また、菊作りの技術指導や普及活動にも力を注ぎ、著書「キクのアルバム」や「大ギクの仕立て方」は、菊作り愛好者にとっての教科書として評価されている。さらに、講演活動を通じて全国各地の愛好者を指導し、菊文化の普及に尽力された。全日本菊花連盟の創立にも関与し、組織の運営や菊花展の開催を通じて、菊作りの振興に寄与した功績は計り知れない。 |
| 三好靭男 |
園芸文化協会および日本種苗協会の役員として、長年にわたり花卉園芸の発展と技術向上に尽力した。特に、戦後の混乱期において、花卉種苗の供給体制を整備し、日本の花卉園芸産業を基盤から支えるリーダーとして、多大な功績を残された。さらに、近年では植物組織培養技術の実用化において先駆的な役割を果たされ、ウイルス感染からの種苗浄化技術を推進。国内外の研究者との協力を通じて、現代の花卉生産に不可欠な技術の基盤を構築した。この取り組みにより、日本の花卉園芸産業は国際的な競争力を持つに至った。その活動は、技術革新のみならず、生産者や愛好家への指導、全国花卉生産者大会の礎を築くなど、多方面にわたり、日本の花卉文化の発展に多大な貢献を果した。
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| 山田菊雄 |
サギソウの保護育成をはじめ、日本の花卉園芸の発展に寄与する数多くの活動を通じ、業界の発展に多大な貢献をした。特に、サギソウ保育会や福寿草会、日本花菖蒲協会など、花卉園芸に関連する諸団体の組織化を主導し、地域や業界全体の連携と発展を推進された。また、地被植物や蔓性植物の栽培とその利用の普及に努め、戦後の都市緑化や生活環境の改善にも大きく寄与した。さらに、神代植物公園や京王百花苑をはじめとする植物園や公園の企画設計を通じて、花と緑に親しむ文化の普及に貢献。地域文化活動や教育、研究の推進にも及び、日本の園芸文化の基盤強化に大きな足跡を残した。
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