~園芸文化を育んだ花~ 百合の魅力に迫る

「2027 年国際園芸博覧会」開催までの期間、日本の園芸文化を育んだ花を紹介するセミナーを開催していきます。シリーズ第一弾は百合(ユリ)について、小笠原誓常務理事にお話しいただきました。
前半「栽培編」では、原種のユリの分布や種類、園芸品種のユリの系統、球根植物の基礎知識、栽培方法などについて、後半「文化編」では、百合が描かれた和本や刷り物、絵画、浮世絵など多数の資料をお見せいただき、古来から百合は人々の心を魅了し、憧れの花であったことをご紹介いただきました。参加の皆様には、すぐにユリを育て始められるよう、お土産にカサブランカの巨大球根をお渡しし、植え付け方、生育中の管理の仕方、堀り上げ方も説明いたしました。上根や球根を傷めないための「クランク状の支柱」や、生育不良の原因となる肥料分過多にならないための「サンドウィッチ植え」など知らなかったテクニックも伝授いただけ、「お土産の球根の大きさにビックリ。どんな花が咲くか楽しみ」「球根の植え方、育て方がよくわかった」「面白い話がたくさん聞けて、ユリがもっと好きになった」と皆さんにも好評でした。
『百合花選』

今回のお土産にユリ’カサブランカ’の超特大球を配布しました。

『大日本植物志』 牧野富太郎 サクユリ